虫歯になる理由は1つではない
虫歯は細菌が出す酸によって歯が溶かされて起こります。
しかし、実際に虫歯となるかならないかについては、食習慣や本人の歯の質などさまざまな要因が影響しあって決まります。
そのため、直接的な原因を排除するだけでなく、さまざまな要因にあわせて虫歯を治療、予防することが大切です。
当院では、歯医者が苦手という理由から歯医者に通いにくくならないように、痛みの少ない治療をおこなうよう努めています。
予防についても、いくつかのポイントにしぼって処置、指導させていただき、プロフェッショナルケア、セルフケアの両方からよりよいケアがおこなえるよう心がけています。
こちらのページでは、虫歯について紹介しています。
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目次
こんなお悩みありませんか?
- 何もしていないのに歯が痛む
- 冷たいものが歯にしみる
- ズキズキするように歯が痛い
- 虫歯の特徴が知りたい
- 虫歯を予防するために原因を知りたい
- 虫歯治療のアフターケアを知りたい
虫歯について
虫歯とは
虫歯はプラーク中の細菌が、糖を取り入れ酸を出すことによって起こります。
酸によって歯の中のミネラルは溶け出しますが、お口の中が中性になると再び取り込まれます。
これが正常におこなわれないと、虫歯になってしまいます。
●プラーク
プラーク中の細菌(ミュータンス菌)は、糖を取り込み、酸を出します。
プラークを除去することや甘いものをとりすぎないことで、虫歯予防になる理由はこのためです。
●脱灰、再石灰化
酸によって歯の中のミネラルが溶け出すことを「脱灰」、再び歯の中に取り込まれることを「再石灰化」とよびます。
この再石灰化がきちんとおこなわれることで、たとえ酸によって歯が溶かされたとしても、虫歯を防ぐことが期待できます。
お口の中が酸性に傾いている時間が長い場合、再石灰化はおこなわれません。
だらだら食べをしないようにといわれる理由は、酸性に傾いている時間をなるべく減らす必要があるためです。
虫歯ができやすい場所
●乳幼児期
・上の前歯(歯肉との際、隣接面など)
哺乳瓶やおしゃぶり、ストローなどにより虫歯ができやすくなります。
・奥歯の溝
乳歯は永久歯に比べ奥歯の溝が深く、汚れが溜まりやすいことが特徴です。
・奥歯隣接面
奥歯の間は、虫歯になりやすく気づきにくい場所です。
●永久歯萠出期(ほうしゅつき)
・第一大臼歯
永久歯が萌出し始めると、最初の歯とされる第一大臼歯に注意が必要です。
生えたての永久歯は幼若永久歯といい、エナメル質が弱く奥歯の溝の深いことが特徴です。
●成人期
・奥歯隣接面
乳歯のときと同じく、奥歯の間は虫歯になりやすく気づきにくい場所です。
・歯と歯肉の境目
歯と歯肉の境目は、歯肉が退縮し始めた成人期に注意が必要な場所です。
・虫歯の治療をおこなった部位
虫歯治療の詰め物と天然歯の間にプラークがたまるため、虫歯になりやすくなります。
大人と子どもの虫歯の特徴
●乳歯の虫歯の特徴
・進行が早い
大人の方に比べ、お子様の虫歯の進行は早いことが特徴です。
永久歯よりエナメル質や象牙質の厚さが薄いためといわれています。
・神経に達しやすい
エナメル質や象牙質が薄いことに加え、髄室という神経がある空間が歯の割合に比べて広いため、虫歯が早く神経に達する傾向にあります。
●永久歯の虫歯の特徴
・進行が遅い
お子様に比べて、虫歯の進行が遅いことが特徴です。
老年期に差しかかった場合、治療をしなくても進行がほとんど止まったような虫歯がみられることもあります。
・痛みを感じにくい
お子様の虫歯に比べ、大人の虫歯は痛みを感じにくいため、気がつかないこともあります。
虫歯の重症度
虫歯の重症度はCO~C4という数字で表されます。
それぞれの重症度によって、見た目、痛み方、状態、治療方法が異なります。
基本的に、神経に達するまで痛みが強まっていき、そのあとは神経の壊死によって痛みがなくなります。
神経を残したほうが歯の寿命は長くなるため、早めの治療が大切です。
CO
●状態
エナメル質の表面から、リンやカルシウムなどが溶け出した状態です。
再石灰化が期待できます。
●見た目
白濁し、透明感を失った状態です。
●痛み
なし
【治療法】
・フッ素塗布
フッ素を塗り歯質を強化することで、症状の改善が期待できます。
COでは、切削による治療はおこないません。
・ブラッシング
正しいブラッシングをおこないプラークを取り除き、再石灰化を促すことで症状の改善が期待できます。
C1
●状態
エナメル質に限局した虫歯です。
●見た目
茶色く見えることがあります。
●痛み
冷たいものがしみることがあります。
【治療法】
・コンポジットレジン修復
再石灰化が期待できないため、エナメル質を切削しそこにコンポジットレジンというプラスチックをつめます。
ほとんど痛みがないため、麻酔が必要ない場合が多いです。
慢性化している虫歯、つまり進行がほとんど停止している虫歯は経過観察を当院では行うことが多いです。
C2
●状態
象牙質まで達した虫歯です。
●見た目
茶色く見える、穴が開いていることもあります。
●自覚症状
冷たいもの、熱いもの、甘いものでしみます。
象牙質自体に痛みを感じる機能はありませんが、象牙細管という細い管で神経とつながっているため、 刺激は歯髄に伝わります。
そのため、さまざまな刺激で痛みが出ます。
【治療法】
・コンポジットレジン修復
象牙質までを切削し、コンポジットレジンを充填します。
麻酔を必要とすることが多くあります。
・インレー修復
コンポジットレジンでは修復できない大きさの虫歯は、窩洞(かどう)に合わせて形を取り、金属やプラスチックの被せ物を作製します。
C3
●状態
神経まで達した虫歯です。
●見た目
中で広がっている場合は大きな虫歯に見えないこともあります。
また、反対に神経が目視できるほど大きな穴が開いているケースもあります。
歯質の崩壊が進んでいる状態です。
●自覚症状
刺激がなくても強い痛みを感じます。
また、痛みは治まることなく続きます。
【治療法】
・根管治療後、クラウンを被せるなどの処置
神経が虫歯菌に感染しているため、取り除いて消毒をする必要があります。
取り除いたあとは、空洞に根管充填剤をつめます。
そのあとにコアという支台を立て、クラウンを被せます。
C4
●状態
神経が壊死した状態、歯冠が崩壊した状態です。
●見た目
歯冠が崩壊し、歯が原型を留めていないこともあります。
●自覚症状
神経が壊死しているため、神経に達したときの痛みは消失することが特徴です。
根尖病巣(こんせんびょうそう)ができている場合は、顎の骨に膿が広がり、神経に達したときとは別の痛みが発生することもあります。
【治療法】
・根管治療後、クラウンを被せるなどの処置
神経が虫歯菌に感染しているため、取り除いて消毒をする必要があります。
取り除いたあとは、空洞に根管充填剤をつめます。
そのあとにコアという支台を立て、クラウンを被せます。
・抜歯
歯冠が著しく崩壊している場合や、根尖病巣の治癒が難しく、ほかの歯に影響を与える可能性がある場合では、抜歯が検討されます。
抜歯のあとは、喪失歯部分を補う補綴治療に移行します。
・エクストリュージョン
保険診療で保存不可と診断された場合に、部分矯正で歯を引っ張り出し保存する方法です。
虫歯の原因・メカニズム
虫歯のメカニズム
プラークの中の細菌が出す酸で、歯は溶かされ虫歯になります。
しかしプラークは、短時間口腔内にあるだけでは強い付着はありません。
そのため、自宅でのブラッシングで取り除くことが可能です。
しかし、 長い時間口腔内にあったプラークは、薄い膜のようになり、細菌同士が強く結合します。
粘り気があるため、次のプラークを呼び寄せやすいことも特徴です。
そのため、歯医者でのクリーニングが必要になります。
また、 薬剤や体内の免疫機構が作用しにくい性質を持つため、虫歯の発生を誘発しやすい傾向があります。
身近なバイオフィルムの例として、排水溝のぬめりが挙げられます。
虫歯の原因
●細菌
酸を出す細菌が口腔内に多くいることで、虫歯になりやすくなります。
プラークをこまめに除去することが大切です。
また、細菌を繁殖させない健康な身体を作ることも、虫歯にならないためには必要です。
●糖
細菌のえさとなる糖をとりすぎないように心がけましょう。
だらだら食べをしてしまうと、糖が口腔内にある時間が増え、細菌が酸を産生する時間も長くなります。
フッ化物入りの歯磨き粉で1日2回歯磨きをおこなうと、1日5回までは糖の含まれた飲食物をとっても再石灰化がおこなわれるという研究結果もあります。
糖の含まれた飲食物は、4回ほどと数を決めて摂取することで、虫歯のリスクの軽減が期待できます。
また、飲食のたびにうがいをおこなっても、15秒以上おこなわない場合、口腔内のPH値は中性に戻らないといわれています。
●酸
お口の中がPH5.5以下になると脱灰が始まりますが、歯が溶ける原因は虫歯だけではありません。
虫歯の原因となるバイオフィルム内の細菌が産生する酸は、PH4程度だといわれています。
それよりさらに強い酸性の飲食物や胃液、薬剤などで歯が溶けることを酸蝕症といいます。
常習的に飲み物として口にするものがコーラといった非常に強い酸性の場合、ご本人も気づかないうちに酸蝕症となっているケースもあります。
また、酸をとりすぎると、酸性の環境下でも活動できる菌が生き残ることで、さらに虫歯になりやすくなります。
●ドライマウス
唾液には強力な自浄作用があるといわれています。
汚れやプラークを洗い流し、酸性になった口腔内を中性に戻し、ミネラル分を歯に戻す作用があります。
ドライマウスの方は、この自浄作用と再石灰化がよりおこなわれにくい状態です。
そのため虫歯になりやすくなります。
ドライマウスは水分をよくとるだけでは改善されないこともあります。
薬剤の副作用や病気の症状として起こる場合もあります。
Yスマートデンタルクリニックでの
虫歯に対するアプローチ
痛くない虫歯治療
当院では、痛くない虫歯治療をおこなうよう努めています。
まずは表面麻酔をおこない、浸潤麻酔の針を刺す痛みを取り除きます。
また、浸潤麻酔には極細の針を使用し、痛みの軽減を図ります。
痛みが取り除かれたことを確認し、切削や窩洞形成をおこないます。
型どりや修復物のセットなども、ご希望があれば浸潤麻酔を使用します。
痛みが苦手な方も安心してお越しください。
多角的な予防
当院では、食習慣、唾液の質や量、虫歯菌の数など、さまざまな虫歯の原因を探り、それを取り除くことで治療や予防をおこないます。
虫歯は1つの原因だけで起こるものではありません。
治療や予防をおこなうには、一人ひとりそれぞれの原因を見つけることが大切です。
ご自宅で行える虫歯予防
セルフケアの仕方
●2回以上磨く
食後かならず磨くことが難しい方は、朝と夜の2回磨くことが理想とされています。
また、歯磨きは回数も大切ですが、歯ブラシをしっかり当てて正しく磨くことがより重要です。
●フロスや清掃補助用具の活用
歯間はとくに虫歯になりやすい場所です。
大人の方は歯間ブラシ、歯間ブラシの入らないお子様にはデンタルフロスを使いましょう。
●電動歯ブラシも手動歯ブラシも上手に使う
単純なプラークの除去率は電動歯ブラシのほうが高いといわれていますが、手動歯ブラシは細かいところも磨きやすく、ご本人の慣れの問題もあります。
上手に選んで使いましょう。
●キシリトールガムの使用
キシリトールは、細菌が代謝しても酸を作らないという特徴があります。
唾液がよく出ることにより、早めに口腔内を中性にできることもメリットの1つです。
この特徴は、キシリトールのような糖アルコールを含むガムでもみられます。
●食生活習慣が大事
清掃をきちんとおこなっても、食生活が乱れていると、清掃性を保つことが難しい場合があります。
生活習慣も清掃の習慣のどちらも大切です。
間食には、ナッツやチーズなどの虫歯になりにくい物がおすすめです。
フッ化物の使用
●再石灰化
脱灰時、フッ化物はハイドロキシアパタイトに作用し、再石灰化を促します。
●脱灰の抑制
ハイドロキシアパタイト内の一部の物質がフッ素に置き換わることで再石灰化が促進されるだけでなく、フルオロアパタイトというより脱灰しにくい物質に変わり、脱灰に強い歯になるとされています。
●結晶性の改善
カルシウムイオンを引き寄せる性質で、耐酸性のある結晶構造を作ることを助けるといわれています。
●細菌の代謝阻害
細菌が酸を作るときの代謝機能を阻害します。
●歯磨き粉のフッ素濃度
歯磨き粉のフッ素濃度は1000ppm前後が一般的です。
しかし、6歳未満では歯牙フッ素症やエナメル質形成不全につながる場合があるため、500ppm前後の歯磨剤を使うことが推奨されています。
虫歯は予防と早期発見が大切
早期発見の大切さ
虫歯にはまず予防が大切です。
再石灰化が望める段階で発見できると歯質を削らなくて済みます。
小さな段階で発見できるほど、一度の施術を軽く短い期間で終わらせることができます。
まずは予防、そして早期発見、早期治療を心がけ、人生のより長い時間自分の歯で噛めるようにしましょう。
よくある質問
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痛みが苦手です。
虫歯治療はできますか。 -
当院では、段階を踏んだ丁寧な麻酔で痛みを取り除き、治療をおこないます。
治療に進んでもまだ痛みが残っている場合は、無理に治療を進めることはありません。
安心してご来院ください。
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虫歯は自然に治りますか。
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COでの脱灰を除き、虫歯は一度かかると自然に治ることはありません。
歯を削り、同じ色のプラスチックで埋める、金属の被せ物をする必要があります。
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神経を残したほうが、歯が長持ちすると聞きました。
残してもらえますか。 -
当院では、なるべく神経を残した治療を心がけています。
神経に近い虫歯でも、神経を残すための薬剤を使い、神経の温存をおこなうこともあります。
神経が残せる歯かどうかは、レントゲンやそのほかの検査などで判断します。
一度ご来院ください。
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子どもの虫歯治療もしてもらえますか。
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お子様の虫歯治療をおこなっています。
予防について、保護者の方に指導させていただくこともあります。
お子様の歯について、気になることがあればご相談ください。
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自宅でのケア方法を教えてもらえますか。
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ブラッシング方法や、清掃補助用具の使い方についてもアドバイスさせていただきます。
治療期間中や、定期検診時などにご質問ください。
著者 Writer
- 吉本 博
- 【資格】院長・歯科医師
診療案内
MEDICAL
一般歯科
一般歯科では、虫歯や歯周病に対する治療をおもにおこないます。
中でも「痛みのない治療」「可能な限り歯を抜かない治療」を得意としています。
患者様にとって最善の治療を提供できるようカウンセリングにも力を入れています。
予防歯科
近年では痛みが出てからの治療ではなく「痛みを発生させないための予防治療」が大切とされています。
どれだけ丁寧に歯磨きをしていても、歯には汚れが残っています。
予防歯科ではセルフでは取り除けない汚れをプロの手によって除去していきます。
審美歯科
審美歯科は歯の美しさを追求する治療で、代表的なものとして「ホワイトニング」が挙げられます。
当院ではその他にも「ラミネートべニア」や「セラミック」「ダイレクトボンディング」といったさまざまな治療をご用意しています。
小児歯科
幼少期の歯の健康は、大人になってからの歯に強く影響します。
長く健康的な歯でいられるためにおこなう子どもへの治療を小児歯科と呼びます。
当院では子どもが歯医者を通いやすいような取り組みに力を入れています。
口腔外科
口腔外科の治療で知られているものは「親知らずの抜歯」ではないでしょうか。
その他にも実は「インプラント」や「顎関節治療」もこの口腔外科の診療科目に分類されます。
当院ではお口の機能面・審美面どちらもバランスの取れた治療をご提案します。
歯周病治療
歯周病は自覚症状がみられた時にはかなり重症化が進んでいます。
「歯ぐきから血が出る・しみる」といった症状がみられる場合は歯周病の可能性があります。
当院では原因となっている歯石の除去を丁寧におこない改善を図ります。
虫歯治療
歯を失う原因の多くが「虫歯」になります。
当院ではマイクロスコープといった最新の機器を使用して長く歯を残せるような治療をご提案します。
治療の痛みが苦手な方にも麻酔を施してからおこなうなどして、不快感の少ない治療を心がけています。
根管治療
根管治療とは歯の神経に達した虫歯に対しておこなう処置を指します。
根管治療は非常に高度な技術が求められる治療ですが、当院では最新の機器を導入し施術にあたっています。
患者様の歯をなるべく抜かないような治療をご提案します。
義歯・入れ歯
良い入れ歯を手に入れるためには、医師の技術と技工所との連携がとても重要です。
当院では権威のある技工所と提携し、患者様のお口に馴染みやすい入れ歯・義歯の提供をしています。
入れ歯・義歯の提供だけでなく、使い方やお手入れ方法も丁寧にお伝えします。
インプラント
インプラントは歯の機能性・審美性の両方を追求した治療法です。
1本から対応できる治療で、治療の際に他の歯を削ることがほとんどないため、健康的な歯をそのまま維持できることもメリットです。
患者様がしっかりと治療内容を理解できるよう、説明も丁寧に行います。
ホワイト
ニング
当院のホワイトニングは、光照射を必要としないホワイトニングをおこなっています。
ホワイトニングの効果を最大限に発揮するために、治療前の歯の清掃にもとても力を入れています。
患者様のライフスタイルに合わせて最適な審美治療を提案します。
ボトックス
治療
ボトックス治療は、ボツリヌス菌と呼ばれる菌を活用し筋肉にアプローチします。
顎関節症や噛み合わせ不良に対して良く行われる治療の1つです。
身体の状態によっては治療がおこなえない方もいらっしゃるので丁寧な治療説明をいたします。
当院のご紹介
ABOUT US
Yスマートデンタルクリニック
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