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かみ合わせ

Occlusion

かみ合わせとは

かみ合わせとは、上下の歯の接触状態をいいます。上の歯と下の歯の接触状態が良く、かみ合う力のバランスがとていて、顎関節、筋肉、歯、骨にダメージが及びにくい状態が「かみ合わせが良い」と言えます。上の歯と下の歯の接触状態が悪く顎関節、筋肉、歯、骨のどこかにダメージが及びやすい状態が「かみ合わせが悪い」となります。

かみ合わせの接触状態が悪いとは、歯並びの悪さだけでなく、理想的な歯並びをしていても歯がすり減ることで本来かみ合ってはいけない部位がかみ合い、力が思わぬ方向にかかっている状態も含まれます。

上下の歯のかみ合わせが悪くても症状として出にくい方と出やすい方がいます。この差の原因は2つあります。

1つ目はかみ合う力の大きさや接触面積(かみ合ってはいけない部位含む)の大きさの差です。また夜間の歯軋りやくいしばりなどがあり普段から無意識に歯と歯を接触させている癖(TCHといいます)がある方などは症状が出やすくなります。

2つ目の原因はかみ合う力に対しての抵抗力の差です。歯周病があり歯を支えている骨が弱っている所に大きな力がかかればその歯はより一層のダメージが及びます。かみ合わせる力に対して、顎関節、筋肉、歯、骨の抵抗力によって弱いところに症状が出てきます。

理想のかみ合わせとは?

理想のかみ合わせ1

1顎関節、筋肉が安定したあごの位置で、奥歯がしっかりかみ合う事。顎関節やあごを動かす筋肉が生体と調和した安定した位置である事が大切です。そして、そのあごの位置で前後左右にずらされる事なく、奥歯全体がしっかりかみ合う事が理想です。これにより、上下の垂直的なかみ合う力を奥歯でしっかり支えられます。奥歯がしっかり噛む事で垂直的な力を支える事のできない前歯を守ります。

理想のかみ合わせ2

2あごを左右前後に動かした時に、上下犬歯を含めた前歯どうしがガイドとなってあたり、同時に上下奥歯はあたらない事。
あごを前後左右にずらしたとき上下の前歯があたることで水平的な力のバランスをコントロールでき、それにより奥歯には有害な水平的な力を受けにくくします。前歯のかみ合わせが奥歯を守ります。

理想のかみ合わせでないとすべてダメなのか?と言うとそんな事はありません。かみ合う力のバランスをとりやすいポイントが上記の2つであって、かみ合う力の弱い方、歯や、歯を支えている骨に抵抗力がある方、丈夫な歯の方などは理想じゃなくても臨床的に問題が出ないこともあります。
かみ合わせの問題から歯を喪失することは非常に多く、根本からかみ合わせを構築していく際は、再度かみ合わせから問題とならないようにかみ合う力のバランスを考えて治療計画を立てる必要があります。具体的には欠損補綴(入れ歯、ブリッジ、インプラント)治療や矯正治療はかみ合わせを考えた治療計画が大切です。

かみ合わせを治す(かみ合う力のバランスを取る)方法は以下の3つです。

  1. 矯正治療で歯の位置をを改善する。(根本的改善ができますが、年単位の時間と費用がかかります。)
  2. 補綴処置(歯を削りクラウンやアンレーをかぶせる)、修復処置(コンポジットレジンなどを充填築盛)で歯の形態を改善する。
  3. 歯の形態修正。(有害な接触面をわずかに削合し、形態を修正する方法。現状のかみ合わせの状態の中でバランスをとる方法です。)

以上の3つの方法の中からお口の状況などを踏まえながら、1つもしくは複数用いてかみ合わせの治療をおこないます。

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